このタイ厚生省スタイルの特徴は、簡単で覚えやすいことです。
母指のウォーキングで身体を流れるエネルギーライン(セン)を指圧していくのが中心です。
現代のタイ政府が推進する標準的なスタイルだけあって、すべて基本的なやり方が中心となっています。
とにかく事故を起こさない安全で標準的なスタイルは基本中の基本です。
このスタイルで有名なのが、ピシット・ベンチャモンコンワリー氏です。
ピシット氏はタイ厚生省のタイマッサージ標準化会合や各地での講演会、大学教授との交流、
タイマッサージ関連書籍の監修など多方面で活躍している人物でした。
ピシット氏は、タイ厚生省スタイルには盛り込まなかった細かいこだわりを集大成して、
ピシットスタイルベーシックマッサージを完成させました。
ピシットスタイルは、手技の連続性と流れを重視し、指圧や手掌圧を行っているときも
相手から手が離れることがないように、
呼吸を意識しながらタイ厚生省スタイルを進化させたこだわりのピシットスタイルを指導しています。